ビットコインとは①｜そもそもビットコインとは何なのか

ビットコインとは仮想通貨のひとつ

ビットコインとは、仮想通貨の中で今最も高い注目を集めているものの一つです。仮想通貨とは主にオンライン上でやりとりされる通貨の事を指し、政府が発行する紙幣や硬貨のような物理的な実体を持っていないのが特徴です。

ビットコインとは②｜ なぜビットコインが注目されているのか

簡単・安全・迅速に支払いが可能に

ビットコインが特に注目されている理由は、「P2P」によってやり取り可能である点です。P2Pとはつまり、ビットコインを支払う側と受け取る側が直接やり取りできるということです。通常、オンライン上で支払いをする場合には、ペイパルやクレジットカード会社の認証を経なければならないため、手数料などのコストが発生します。ビットコインは、新しい技術でそのセキュリティが守られており、そのような第三者を介した手続きが不要になるため、迅速かつ低コストでの決済が可能になります。

ビットコインとは③｜ビットコインの誕生から現在まで

5年で100万倍に価値が増えた

有志の研究者やプログラマーたちによって2009年に運用されはじめたのがビットコインの始まりです。2014年12月現在、1BTC（ビットコイン1枚の価値）は400ドル前後ですが、開発当時はは冗談半分で扱われていたため、10,000BTCとピザ1枚を交換したりして使われていたという話もあります。

そこから徐々にビットコインが流通し、その便利さが口コミで広がるにつれてビットコインの相場がグングン上がっていきました。2013年末ごろには一気にメディアでも取り上げられ、そこから一時1BTCが900ドルを超えるなど乱高下を繰り返しました。加えて日本で唯一の大手取引所であった「マウントゴックス」が破綻したことなどから、ビットコインに期待をかける人が多くいる一方で、懐疑的な見方があるのも確かです。

ビットコインとは④｜なぜ価値があるのか

「なんでそんなものに価値が生まれるの？」あるいは「中心に管理する人がいないのに、本当に安全なの?」と思われるかもしれません。ビットコインは、「ブロックチェーン」という画期的な仕組みを使っていて、これによって取引の安全性が保たれています。

「ブロックチェーン方式」で高いセキュリティを実現

ビットコインを得る方法のひとつとして、コンピュータで「採掘」と呼ばれる方法を使うものがあります。採掘というのは分かりやすく言い換えた比喩ですが、実際には取引の不正がないかどうかを監視する働きをしています。つまり自身のコンピュータを使って、他人の取引を暗号的に監視した見返りとしてビットコインをもらえるというのが「採掘」の中身です。ビットコインが欲しいという人は世界中に絶えずおり、不正のチェックが途切れることがありません。不正な取引の恐れがないという事から信頼度が増し、ビットコインは安全で価値あるものとみなされているのです。